アウトライン作成のためのiPhoneアプリとして、先日Cloud Outlinerをご紹介させていただきました。
今までは思いつくままにブログ記事を書いていたのですが、「アウトライナー」という言葉を聞いて、記事執筆の仕方を変えてみました。...
Cloud Outliner自体、わかりやすくて使いやすいアプリなのですが、Evernoteと連携できるというメリットを活かすと更に便利に使えます。

Cloud OutlinerとEverGearについて
今回ご紹介するのは、EverGearでテキストを入力し、それをCloud Outlinerでアウトライン化するという手法。
まずはそれぞれのアプリを簡単にご紹介します。
Cloud Outlinerとは
Cloud Outlinerはアウトライン作成アプリ。
Evernoteと双方同期できるというのが最大の特徴かと思います。
詳細は上でご紹介した過去記事をご参照ください。
EverGearとは
EverGearはEvernoteへの投稿専用アプリ。
とにかく高性能で出来ることが書ききれないのですが、ノートブックやタグを指定したひな形を作成し、それをURLスキームで起動できるというのと、下書きを保存しておけるというのが、本記事における最大のポイント。
うん、お値段が高いのもポイントですw
EverGearで入力し、Cloud Outlinerで仕上げる
まずは完成系のご紹介。

△ランチャーアプリからEverGearを起動します。
私はLaunch Center Proというアプリを利用しています。

△EverGearがひな形指定で起動します。

△1行目にアウトラインのタイトルを、2行目以降にアウトラインを記入します。
2行目には予めリスト表示の「・」を入れてあり、以降は改行するだけでリスト表示されます。
階層は気にせず、とにかく箇条書きでアウトラインを書いていきます。
ちなみにEverGearはフリックカーソルとTextExpanderに対応していますので、スワイプでカーソルを動かすことができます。これも便利。
ブログ記事用のアウトラインならこの時点で見出しタグなんかを入れておいてもいいですね。

△入力が終わったら右上のボタンから送信します。

△Cloud Outlinerを開き同期すると、送信したアウトラインが表示されます。

△あとはこれを階層化するだけ。
テキストの入力だけなら、Cloud Outlinerで行うよりも、他のアプリのほうが操作がしやすいと思います。
EverGearは一度リスト表示にすれば、以降は改行すると自動でリスト表示を継続してくれるため、入力が捗ります。
EverGearの設定
EverGearでやるべきはテンプレートの設定です。

△「ひな形」から「追加」をタップします。

△1行目がテンプレートのタイトルになるので、2行目以降がひな形となります。
「%cursor%」というのは、テンプレート起動したときのカーソル位置。上の写真の例だと、アウトラインのタイトルとなる2行目にカーソルが来るようにしています。
3行目はリスト表示の「・」を置いてます。
タイトルは後回しで先にアウトライン書きたい!という人は「%cursor%」をこの「・」の後に置きましょう。

△続いて「属性」のタブから「ノートブック」を選択、「Cloud Outliner」を選択しましょう。これで、このひな形から送信されるノートは「Cloud Outliner」ノートブックに保存されます。
これでテンプレートは完成!

△ひな形の画面で今作成したテンプレートを左にスワイプし、「URLコピー」をタップ。
すると、このひな形でEverGearが起動するURLスキームがコピーされます。
あとはこのURLスキームをランチャーアプリなどに登録するだけ。
なぜEverGearから送信するか
EverGearを使う理由は、先にも記載した「改行すれば自動でリスト表示を継続してくれる」というのが一点。
Cloud OutlinerとEvernoteを同期させて使ううえで、さくさく入力するためにリスト表示の自動化は欠かせません。
加えて、最大の理由は下書きを自動保存してくれるからです。
アウトラインを一気に入力できるのであればStackOneやFastEverなどのアプリでもいいのですが、中断・再開を繰り返しながらアウトラインを完成させていくことも多いんです。
そう考えると途中保存できるアプリのほうが便利。
△EverGearは送信せずに残した登録は自動的に「下書き」として保存されます。
並行して複数のアウトラインをストックしておけるのが便利なんです。
トリまとめ
Cloud Outlinerを使ううえでの入力ツールとして、EverGearは本当におすすめです。お値段はちょっと張りますけどね…。
「途中保存せず、以降はCloud Outliner側で編集するよ」という方はStackOneでもいいですね。
実は私も初めはStackOneでこのスキームを考えてました。追記でアウトライン追加していけたらかなり理想なんだけど、追記すると空白行ができてしまい、空白行があるとCloud Outlinerで空白行以降のアウトラインを表示してくれないんです。
下書きを保存してくれて、複数のアウトラインを並行して作成できる、というのが個人的にかなりポイントなのです。
EverGearは投稿用のEvernoteアプリとして普通におすすめなので、ぜひお試しください。
それでは。
こっこ(@cocco00)でした。
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