今までは思いつくままにブログ記事を書いていたのですが、「アウトライナー」という言葉を聞いて、記事執筆の仕方を変えてみました。
結論から言うと、私にはこのスタイルがフィットしている気がして、もっと早く取り入れておけばよかったなと思いました。
文章が散らかりやすい私のような人におすすめしたい。

Cloud Outlinerの使い方
私が愛用しているのはこちら。
Cloud Outlinerという有料アプリです。
アウトライナーアプリとして無料のWorkFlowlyが巷で話題になっていますが、個人的には圧倒的にこちらのほうがわかりやすく、使いやすかったので…。
無料版もあります。これはEvernoteなどと同期できないのかな。
アウトライナーとは
アウトラインプロセッサ(outline processor)とは、コンピュータで文書のアウトライン構造(全体の構造)を定めてから、細部を編集していくために用いられる文書作成ソフトウェア。英語ではoutlinerという呼称が一般的。
Wikipediaより
文章を書くときにフレームを先に定め、そのフレームに肉付けをするような形で文章を書いていく。
どんな本にも目次があると思いますが、アウトライナーはその目次を先に作るためのツールみたいなイメージです。
Cloud Outlinerの基本

△Cloud Outlinerのトップ画面。
アウトライナーとしての使い方だけでなく、チェックリストのような使い方もできるため、ブログのネタリストもここで管理するようにしました。

△この記事を書くにあたって作ったアウトラインです。
階層構造になっており、塊でフレームを組み立てられます。

△下のプラスボタン、あるいは項目が選択されている状態でエンターボタンをタップすると、同じ階層に新しい項目が追加されます。

△下層の項目は頭の『▼』をタップすることで表示されたり隠れたりします。

△項目をタップした状態で表れる青い枠を上下すると、複数の項目を選択することができます。

△階層を変えるためには、下の左右のボタンか、その項目を左右にスワイプします。複数まとめて操作することも可能です。

△並び替えは右の三で。これも複数まとめて操作できます。
1つ上下するだけなら、上下ボタンでもOKです。
このシンプルなボタンが操作をわかりやすくしてくれていますね。

△チェックリストとして使う場合はチェックボックスがあると便利です。
右上の歯車マークをタップすると設定画面に遷移します。
Cloud Outlinerの設定項目

△こちらが設定画面。ひとつひとつ見ていきましょう。
・Show checkboxes
→チェックボックスを表示するか否か。タスクリストのときはオンにしましょう。
・Hide checked items
→チェックした項目を隠すか否か。オンだと、チェックするとその項目が見えなくなります。
・Hide unchecked items
→未チェックの項目を隠すか否か。完了済みタスクのみ表示したいときにオンにする感じかな。
・Adjust row height to fit text
→項目のセルの高さを変えるか否か。オンにすると長文でもセルの高さを変えて全文表示されます。オフだと1行目のみ表示され、選択されると全文表示されます。
・Expand all
→下層項目をすべて開く(表示する)。
・Collapse all
→下層項目をすべて閉じる(隠す)。
・Uncheck all
→チェックをすべて外す。繰り返し使うタスクリストなんかに便利ですね。
他アプリと連携して使う
Cloud Outlinerはシンプルで使いやすいアプリですが、他のアプリと合わせて使うとますます便利です。
Macをご利用の方は、Mac版のアプリもインストールすることで、iPhoneとMacでアウトラインを同期できます。私は残念ながらWindowsなのでね…。
Cloud OutlinerからEvernoteへ
Windowsユーザーもご安心ください。
Cloud OutlinerはEvernoteと相互に同期が可能です。PCで作業したい場合はEvernoteを使えばOK。

△画面右上のボタンをタップすると共有メニューが開きます。これで、『Add to Evernote』をタップするだけでOK(初回は認証が必要です)。

△Evernoteを開くと『Cloud Outliner』というノートブックが出来ており、その中に作成したアウトラインが保存されます。
EvernoteからCloud Outlinerへ
逆に、EvernoteからCloud Outlinerに取り込むことも可能です。

△Evernote内の『Cloud Outliner』というノートブック内にノートを作ります。
この時、本文はリスト表示で作る必要があります。あとはこれを保存するだけ。

△Cloud Outlinerに同期されました。
Evernote側では階層までは作れなさそうなので、こちらで操作して階層化しましょう。
Textwellから取り込んだり送ったり
「Cloud OutlinerからTextwellに送れたらいいなぁ」なんて思って検索かけたら、wineroses様が当たり前のようにアクション作って下さっていました。
書きをTextwellで書く。全体構成はアウトライナーに任せる。Textwellに戻し最終稿に仕立てる。...
これはもうこのリンク先を見ていただくのが一番早いです。
簡単に言うと、Textwellでアウトラインの入力をし、それをCloud Outlinerに送ることもできるし、CloudOutlinerからTextwellにアウトラインを送信することもできます。
アウトライナーを使うメリット
今まで、思いつくままに記事を書いていたわけですが、そうするといつの間にか話が膨らみすぎ、収拾がつかなくなることが結構ありました。文章が散らかる散らかる。
一方、先にアウトラインを決めてから記事を書くと、脱線が少なく、要点を比較的端的に伝えられる文章になるように思います。
箇条書きを並べてフレームを作ることで、文章の流れを意識することができます。
このアウトラインに縛られる必要はなくて、記事を書く中で必要に応じてフレームを動かしながら完成させていけばいいかな。
トリまとめ
先にも記載しましたが、今一部で話題になっているWorkFlowlyよりも、私には遥かにわかりやすいし、とっつきやすいアプリでした。
Evernote連携できるというのもポイント!
ちょっといいアイデアあるので、それは別途記事にしたいと思います。
まずは無料版で是非お試しください。
ちなみに記事執筆時点で有料版もセール中のようです!この機会に是非どうぞ!
それでは。
こっこ(@cocco00)でした。
[…] 上記でも少し触れましたが、これは、Twitterからの情報を掘り下げて閲覧していくうちに、「イロトリドリ」というブログを運営する「こっこ」さんという方のページの、Evernoteと双方同期できるアウトライナーアプリ『Cloud Outliner』でブログ記事… という記事で「Cloud Outliner」を知ることが出来ました。 […]