満たされるのは所有欲だけじゃない。
使うたびに喜びを感じ、使うほどに愛着が増す。今までこんなに気持ちの高まるボールペンがあったでしょうか。
冷たさと温かさを兼ね備えた真鍮。重厚感を持ちつつ、遊び心は忘れない。
文具を使うことの喜びが、この1本に集約されていると言っても過言ではありません。
どんなシーンにも似合う、最高にオススメのボールペンをご紹介します。
SAKURA craft_lab 001(サクラクラフトラボ001)
日本人ならきっと誰もが幼いころに使った『クーピー』。そのクーピーの製造メーカーであるサクラクレパスが昨年発売し話題となったのが、『SAKURA craft_lab 001』です。
記事執筆時点ではネット店舗の取り扱いがなく、実店舗販売のみのようです。
△こちらがそのクラフトラボ001。紙製のボックスに入っています。
△外側のボックスをスライドして外すと、中には金色のクリップで留められた内箱。ここにもこだわりとオシャレさを感じますね。クリップで留められているというのが、アンティークな香りを感じます。
こうやって包装にもこだわって作られているとプレゼントとしても良いですよね。開封する喜びも含めて、プレゼントとしてもオススメしたい逸品。
△クリップを外してフタを開くと、なかからボールペンが出てきました。
使うほどに馴染む、金色真鍮製のゲルインクボールペン
△今回私が購入したのはグリーンブラック。
△こちらがクラフトラボ001のカラーラインナップ。
(出展: Sakura craft_lab 001 | 株式会社サクラクレパス)
- ブラック
- ブルーブラック
- ブラウンブラック
- ボルドーブラック
- グリーンブラック
という5色が基本展開。初回限定モデルとして、銀色真鍮のブラック・ホワイトも販売されています。が、個人的には基本の5色のほうが味わいがあって好き。
△ ボディはアクリルと真鍮を組み合わせた仕様。アクリル部分はスモークガラスのような質感、内側に真鍮・外側にアクリルの二重構造になっており、スモーク調のアクリル越しに見る真鍮の色合いは絶妙です。
△グリップ部分は落ち着いた輝きを放つ金色の真鍮。金属が持つ独特の冷たさと、だけれど握っているうちにじんわりと体温に馴染む温かさを兼ね備えています。
経年による成長も楽しむことができ、使えば使うほど愛着が増してきます。
△クリップ部分はアンティーク眼鏡がモチーフとなったデザイン。ポケットに入れたときに見える形状が遊び心に富み、なんともオシャレ。
やや固く、スーツのポケットに装着する際は少しクリップを浮かせたほうが良いかもしれません。
△頭冠部分はアンティークカメラのダイヤルをイメージしたデザイン。ここをひねることでペン先が送り出されます。天冠部分にはサクラクレパスの桜模様のロゴが彫られています。
ローレットを回す喜び
△頭冠のローレットをひねってペン先を出すのですが、その際に指先に何とも言えない心地よいクリック感が伝わってきます。用もなく、ただずっとこのローレット部分を回していられる…。
なるほど、文具が公然と使える玩具であると言われる理由がわかります。
△手に持つと、金属特有のずっしりとした重み。重すぎず、軽すぎず、適度な重みがスムーズな筆記を促してくれます。
黒に近い、けど黒ではない、大人色インク
私のクラフトラボ001のお気に入りポイントのひとつでもあるのが、インク色。
クラフトラボ001はボディの5色に合わせ、インクも同じ5色が用意されています。
△デフォルトのグリーンブラック。写真だとその絶妙な色合いが伝わりづらいかもしれません。黒に近いけれど、黒ではない。深く濃い緑なんです。
ブルーブラック、ブラウンブラック、ボルドーブラックも同様に、黒に限りなく近い絶妙な色合いのインクで、すごくカッコイイ。
意外と知られていませんが、サクラクレパスは水性ゲルインキボールペンを世界で初めて開発した会社なんです。
そんなサクラクレパスがこだわって作った絶妙な色合いの各種ブラックインク。デフォルトで入っているインクはボディカラーに合わせて決まっていますが、当然リフィル交換は可能なので、好きなボディとインク色を組み合わせて楽しむことができます。
トリまとめ
このSakura craft_lab 001、毎年発売される『文房具屋さん大賞(扶桑社)』の2018で大賞を受賞しました!
この大賞は納得ですね。
細部にまでこだわり、その細部のこだわりが使う者の心を揺さぶり高める。こんなに気持ちの上がるボールペンはなかなかありません。
ネット通販で買えないので現状はまだ入手しづらい方もいらっしゃるかもしれませんが、店頭で見かけたらぜひチェックしてみてください。
(ネット販売を見かけたら追記しますね)
公式サイトも魅力的に作られていますので、こちらも要チェックです!
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