2017年はどんな手帳が人気なのか。デジタル化が進む今、どういう手帳ニーズが出ているのか。
手帳の販売シェア日本一のLOFTさんが主催するイベント『ロフトの手帳展示会』に参加させていただき、いろいろとお話を聞いてきました。
土橋正さんと藍玉さんの対談や、おすすめの手帳紹介など、盛りだくさんで素敵なイベントでした!
ロフトの手帳展示会
『ロフトの手帳展示会』は参加者25名限定で開催された手帳イベントです。
前半に、数々の手帳関連書籍などを手がける文具コンサルタント土橋正さんと、『#手帳ゆる友』タグの生みの親である藍玉さんとのトークイベント。
後半に、ロフトさんによる手帳マーケットの説明とおすすめ手帳のご紹介。
というイベントでした!
この記事では後半の、ロフトさんによるオススメ手帳にフォーカスを当ててご紹介します。
デジタル化が進むなかでのアナログ手帳
ロフトの手帳バイヤー武田さんによる手帳のご紹介です。
ちなみに、手帳におけるロフトさんの販売シェアは25%で、日本一だそうです!確かに、シーズンにロフト行くと本当にたくさんの手帳が置かれていますよね。
海外の知人も言っていましたが、こんなにたくさんの手帳が置かれているのは日本だけのようです。手帳大国。
△4年ほど前、ロフトの手帳売場ではカバーデザインを重視した陳列をされていたそうです。ところが、ここ数年で手帳に求めるユーザーの役割が変化。1日1ページタイプのような自由度の高いものなど、機能面を重視して手帳を選ぶ人が増えているそうです。
△なので、ロフトさんでは今はフォーマットやサイズの充実を重視。各手帳の使い方例などを売場に展開し、シチュエーションの提案をするような陳列をされているとのこと。
△こちらはスケジュール管理をデジタルで行っているかアナログで行っているかのアンケート結果。2012年と比較すると2015年はデジタル派が約+5%、アナログ派が-5%となり、少しデジタル派のシェアが高まっているのがわかります。
けど、私としては『意外にデジタル移行している人が少ないんだな』という印象でした。全体で見るとアナログ派が57.8%で、まだまだスケジュールはアナログ管理をしている人が過半を占めています。
ロフトさんは『やっぱり手帳。あえて手帳。』というテーマを掲げ、今年もアナログ手帳を大々的に展開されています。
そんな、手帳取り扱いNo.1のロフトさんがオススメする2017年の手帳。ご紹介していきます。
ほぼ日手帳
ロフトさんで手帳と言ったらやはりまずは『ほぼ日手帳』ですよね!ロフトさんでほぼ日手帳を置き始めたのが2004年だそうで、それ以来12年連続で手帳の売上ナンバー1だそうです。
1日1ページタイプの手帳の草分け的存在で、手帳ブームの火付け役でもありますね。
先ほど「1日1ページタイプを求めるニーズが出てきた」というようなお話をロフトのご担当者様がされていたと書きましたが、ほぼ日手帳が1日1ページという新たなニーズを作りだしたというのが実際ではないかと思います。
私はほぼ日がヒットした理由はデジタル技術の進化にあると思っていて、そのあたりを過去記事で書いています。結構本気で書いた記事なので、よろしければこちらもどうぞ。
ほぼ日手帳、残念ながらネットでは公式サイト以外だとWEEKSしか買えないんですよね。ほぼ日はカバーラインナップも魅力的。
ジブン手帳
当ブログで激推ししている手帳、KOKUYOさんの『ジブン手帳』です。今一番注目されている手帳と言っても過言ではないのではないでしょうか。
私はジブン手帳にハマリすぎて、Google+で『ジブン手帳同好会』というコミュニティを作っちゃいました。記事執筆時点で、ジブン手帳同好会の会員数はなんと約2,950人!
ジブン手帳は『LIFE』、『DIARY』、『IDEA』の3冊が1セットになった手帳です。
△『LIFE』は一生を通して使う情報などを書きとめて置く場所。翌年以降も引き継いで使うもので、1回買うと一生使えます。こちらは澪ペーパーという厚手の紙で作られています。
△『DIARY』はマンスリー、ウィークリーなどのいわゆる手帳的な部分。お気に入りの言葉を書いておくページや、ブックリスト・映画リスト、1年間の振り返りページなどもあります。DIARYは、ほぼ日手帳と同じ紙『トモエリバー』で作られています。
△『IDEA』は方眼罫のノート。トモエリバーです。仕事のメモ、プライベートの日記など、必要な情報はIDEAに書き留めておくようなスタイルになっています。
2017年版から『ジブン手帳Biz』という、落ち着いたカラーリングのジブン手帳も発売され、これが大人気。在庫切れを起こしている店舗も結構多いようです。
さらに今年は『ジブン手帳公式ガイドブック』も発売されました!ジブン手帳の作者である佐久間英彰さんから直接オファーを頂き、ジブン手帳同好会がガイドブック製作をお手伝いさせていただきました。
ロフトさんのサイトでラインアップなどがかなり分かりやすく掲載されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
EDiT
マークスさんが販売する手帳『EDiT』も人気です。
EDiTと聞くと『1日1ページ』タイプのイメージが強いように思いますが、『週間ノート』、『週間バーチカル』タイプもあり、使用シーンによって選べるようになっています。
個人的にいいなと思ったのは『週間ノート』タイプ。
△このように、上段はスケジュール、下段はドット罫のノートになっている手帳です。
上段は3分割されているので、私だったらAM・PM・タスク、というように分けて記入をして使います。ビジネスに便利そう。
△この手のひらサイズのEDiTもすごく気になりました。
△中は1日1ページのバーチカルになっています。小さな写真を貼ったりして日記ノートとして使うのもよさそうです。
△小口が染められているのも魅力的!
ワナドゥ手帳
ロフトさんのオリジナル手帳が『ワナドゥ手帳』です。
ワナドゥ手帳は趣味に特化した、ログ型の手帳。スケジュール管理などはできません。
- 写真
- カフェ
- クッキング
- フェス
- 自転車
などなど、趣味のログを残しておくための手帳です。
1日1ページ手帳のブームによって発生した『ログ』という概念が派生して、『何かに特化したログを残したい』というニーズが起こり、それに応えるのがこのワナドゥ手帳ですね。
△『写真』のワナドゥ手帳ではこのように写真を貼り付けるスペースと、その下にその写真の情報を記載するスペースがあります。普通のノートでももちろん同じようなことはできますが、こうやってフォーマットが決まっていると手を付けやすいですね。
ご紹介しきれないくらいたくさんのジャンルが販売されていますので、自分の趣味にあったワナドゥ手帳を買えば、ますます趣味を楽しむことができそうです。
クリエイターズダイアリー
手帳の売上の約20%がキャラクターものの手帳だそうです!結構なウェイト!
そんなキャラクターダイアリーですが、最近はLINEスタンプなどクリエイターが生み出すキャラクターに注目が集まっており、ロフトさんでは11名のクリエーターによる24種類のデザインの手帳が販売されています。
中身はシンプルなマンスリーなので、ライトユーザー向けの手帳ですね。
クオバディス×パピエティグル
手帳好きなら聞いたことがあるかもしれません『クオバディス』。正方形の手帳なので見ればすぐ「クオバディスだ!」とわかります。
そのクオバディスが、幾何学模様のデザインが特徴的な『パピエ・ティグル(トラの紙屋さん)』とコラボレーションした手帳が販売されています。
△幾何学模様で描かれたトラがめちゃくちゃカワイイ!
△王道な正方形の手帳はバーチカルレフト式。土日は半分サイズで、右側ページがメモスペースになっています。
右側ページをほぼすべてノートとして使えるため、一週間の情報をぎゅっと詰め込めるのが魅力的です。
ミニサイズダイアリー
「手帳に書くことはそんなにない。マンスリーだけあれば十分!」という人に、だったらそういう手帳を作っちゃおう、ということで出来たのがミニダイアリー。
△手のひらサイズの手帳で、中身はマンスリーのみという商品です。
△特徴的なのが、カバー。このようにスリットが入っていて、ここにカードを入れられるようになっています。定期券を入れておけば、定期入れと手帳が一体化しますね。
このアイデアは面白いなと思いました。手帳じゃなくて中身がノートでも良いな。常にポケットに入れておいて、ささっとメモが取れる。なんていうのは便利そうです。(脱線しました)
カバーは猫耳のついたようなカワイイものや、ビジネスマンが持っても違和感のないシックなデザインのものもあります。
学生to手帳
今回紹介された手帳のなかで私が一番「面白い!」と思ったのはコレ。学生にフォーカスした『学生to手帳』です。
△バーチカル式の手帳なのですが、学生が授業を行っている平日の9~16時が圧縮され(オレンジ塗り部分)、そのぶん他の時間帯のバーチカルを広く取っている手帳なのです。これは斬新なアイデアですね。
△使い方例がこんな感じ。その週のタスクリスト欄や、振り返りを書き込むことができる欄も用意されています。
△学生手帳なので、もちろん時間割を書き込めるページもあります。
△テストの結果と平均点とを比較できる別冊ノートも。本当に中高生に特化した手帳となっています。
こちらは2016年11月上旬に発売予定とのことなので、もうすぐですね。
トリまとめ
いかがでしたか?
定番の売れ筋手帳から、ちょっとエッジの効いた特化型手帳まで、なかなか興味深いレパートリーでした。
私は『ジブン手帳』を3年使っていて、来年の手帳もジブン手帳です。ジブン手帳を使い始めるまでは年の途中で手帳を買い替えちゃうくらい迷走していました。
手帳は1年(ジブン手帳に関しては一生)を共にするパートナーですし、あまりお金を惜しむものではないと私は考えています。
ぜひ自分にぴったりの手帳を見つけて、2017年を有意義な年にしてくださいね♪
それでは。こっこ(@cocco00)でした。
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