まだ詳細はお話しできないのだけれど、先日、とある出版関係の方とお話する機会があった。
僕には未知の世界なので、主たる用件と同じくらい時間をいただいて、いろいろ質問をした。
印象に残ったのは、やはり業界としては右肩下がりになっているというお話だ。
本を読まなくなった人たち
電子書籍は少しずつ普及しているものの、じゃあそれが紙媒体の売り上げの低迷を補えているかというと、まったくそんなレベルではない。「活字離れ」と言われているが、実際に本を読む人が減っているのだ。
「以前は通勤電車のなかで『今日は⚫︎⚫︎(誰もが知る超有名雑誌。その方が以前担当されていた)を読んでいる人が何人いるな』とカウントしていました。これが一種のバロメーターになっていたんです。
けど、今は電車のなかを見回しても、雑誌を読んでいる人なんてほぼゼロ。文庫本を読んでいる人はちらほらいるけれど、多くの人がスマホをいじっているんです。」
僕も同じように感じている。まぁ、こうして僕もまた電車のなかでiPhoneでブログを書いているのだから、電車でゲームをする人たちと大差はないのかもしれないけれど。
読書量は文章に現れる
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僕が「活字離れ」を痛感したのは、新卒採用のために会社で開催された説明会にパネラーとして参加したときだ。
説明会のアンケート用紙を見せてもらったのだけど、それはもう酷かった。
誤字の多さ。小学生レベルの漢字すら使わず平仮名。めちゃくちゃな文法。読む気すらおきない。
前から言っているけれど、人が書く文章にはその人の読書量が如実に出る。ブログを読んでいても「この人本読まないんだろうな」ってすぐわかる。
説明会のアンケート用紙は、彼らの読書量の少なさを、もうこれ以上ないくらいに物語っていた。
読書はすなわち成長
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僕は昔から本が好きなのだけど、初めて「小説ってすごいな!」って思ったのは、星新一の『ボッコちゃん』を読んだときだ。
『ショートショート』と呼ばれる、1作がほんの数ページの超短編小説。『ボッコちゃん』はバーで働くロボットのお話だ。
僕は『ボッコちゃん』を読み、その面白さに打ちのめされた。本当に短いストーリーなのにすぐに物語の中に入り込み、美しく完璧なラストを迎える。
本を読むことは旅をすることに近しい。本を読むことで僕たちはその場を一歩も動くことなく様々なことを疑似体験できるのだ。
経験はすなわち成長だ。
本を読む人は読まない人に比べて圧倒的に多くを経験し、成長しているのだ。と、僕は思う。
言葉を紡ぐこと
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書くことに楽しみを覚える僕にとって、出版関係の方とお話をできたことは、もう本当に嬉しくてたまらない経験だった。
そして、これからその方を含めて、文章を書き上げていくことになる。ひとつひとつ言葉を選び、それらを紡いで、文章を書く。僕と彼らでひとつの文章を練り上げる。
言葉を伝える媒体が、ブログの枠を超えて、書籍という媒体へ。こんなにワクワクすることはない。
トリまとめ
主題がなんなのか、とっ散らかった記事になっちゃった。言いたいのは、文章は読むのも書くのも楽しいよ!ってこと。
近々、僕の文章がブログではなく書籍に載ります。1ページだけれど、僕にとっては夢のような出来事です。
実はこうなったのにはワケがあって、そのワケを含めて、またブログで公表させていただきます。期待していてくださいね!
それでは。こっこ(@cocco00)でした!
七人のブログ侍

この記事は曜日ごとに違うブロガーが記事をお届けする『七人のブログ侍』の企画記事としてもお届けしています。私は月曜日担当!
明日火曜日の『七人のブログ侍』は、おしゃれ番長ひろむくん(@mwwx)のむーろぐです!お楽しみに!
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