少しずつ気温が下がってきて、メダカ水槽に設置したクーラーを止めた。クーラーをつけずに水温26度前後。
水槽内のバクテリアはおそらく活発。水草も相変わらずすごい勢いで伸び続け、最低週1回はトリミングをしないといけない。水換えは週1でやらなくても良いくらいに水の状態は良い。
メダカたちは元気に泳いでいる。
※本記事には少し残虐な表現や写真が使われていますのでご注意ください。
跳ぶメダカ
朝、目覚めた私はまずトイレに行き、体内の水分を放出する。ぶるる。んで、キッチンに行き、出した分の水分を摂る。
これが朝のルーチンだ。
冷凍庫からメダカの餌を取りだす。メダカの餌は、人工飼料と冷凍餌を併用している。
冷凍餌を持って水槽のある部屋に行くと、部屋の中央に小さなゴミのようなものが落ちていた。とりあえず無視して、メダカたちに餌をやる。
二世の子メダカたちがずいぶんと大きくなった。初期メンバーのメダカたちももちろんかわいいのだけれど、二世は更にかわいい。
初めは大人と同じサイズの餌を食べることができなかったのだけれど、最近は一丁前に大人と同じサイズの餌を食べている。
毎朝、水槽の前でやることがある。それは、貝が脱走していないかのチェックと、大人メダカの数の確認だ。
貝は水温が気に入らないとすぐに水槽から脱走する。メダカの数は、死んでしまっている子がいないかをチェックする意味で、確認する。
1、2、3、4…
え?
足りない。どくん、と心臓が一度大きく跳ねる。フィルターの影や、流木の影等に隠れているのではないかと思い、水槽をくまなく見る。が、やはり足りない。
まさかまた…?そう思い、水槽内の底砂を見る。が、どこを探しても見つからない。
とりあえず、仕事に行く準備をしないと遅刻してしまう。そう思って、洗面所へ向かおうとした、そのときだった。急に頭にひらめくものがあった。
「…おいおいおいおい、まさか…」
先ほど視界に入った、床のゴミを拾い上げる。
マジかよ…。
メダカだった。すっかり干からびてしまっている。
水槽から1m以上離れていた
水槽にはフタをしているが、フィルタやクーラー等の機器を設置するために、全面が覆われているわけではない。
更に、私は水流が原因(と思われる)でメダカを数匹亡くしているので、少しでも水流を弱めようと、できるだけ水面を高くすることで、フィルタの吐水口と水面を近づけていたのだ。つまり、水槽の上辺と水面の距離が近かった。
メダカは跳ぶのだ。
きっと彼(彼女かもしれない)は、夜中に水槽から跳び出してしまったのだろう。そこから、必死にピチピチと跳ねまわり、結果水槽からずいぶんと離れたところまで移動し、力尽きてしまったのだろう。
ごめんよ。
残酷なエビたちのテーゼ
悲劇はこれだけで終わらなかった。水槽のなかでは、生まれくる命もあれば、死にゆく命もあるのだ。
カバクチカノコガイの死
水槽立ち上げの直後からせっせと水槽を掃除してくれていたカバクチカノコガイくん。あるときから、ガラス面から落ちてしまってひっくり返っていることが増えていた。
前からちょっと食が細かったりして(もう一匹のシマカノコガイと比べると動きが鈍いし、止まっている時間が長い)、心配はしていたのだが。。
ある朝、水槽を覗いたら、前日とまったく同じ場所にとどまり、動いていなかった。
「もしかして…」
と思い、水槽に手を入れ、貝を持ちあげると…。殻だけが持ち上がり、ずるりと中身が出てきてしまった。
なんたることだ。水槽内で一番高価で、実は一番愛していたカバクチカノコガイが。
悲しみに包まれた次の瞬間にはもう、ミナミヌマエビが出てしまったカバクチカノコガイの本体に群がり始めた。そう、食べ始めたのだ。
恐ろしい。恐ろしいが、これが自然の掟なのだ。食物連鎖とはこういうことなのだ。死んでしまったカバクチカノコガイくんも、土に還るよりも、こうしてエビたちの栄養となるほうが、あるべき姿なんだ。
私は自分にそう言い聞かせ、みるみる食べられていくカバクチカノコガイを見送った。
ヒメダカとクロメダカの死
カバクチカノコガイがエビたちに食されてしまった10日後のことだった。
夜、水槽を見るとヒメダカが1匹弱っていた。水面に近いところであまり動かない。ヒレを小さくたたみ、泳ぐと少し体が傾いだ。
「これは、たぶん明日の朝には…」
そして翌朝。案の定、彼(彼女かもしれない)は力尽きていた。すぐに水槽から引き上げる。
原因はわからない。特に前兆もなかった。
そしてさらにその2日後。
朝起きて水槽を除き、メダカの数を数える。1匹足りない。水槽内を探すとすぐに見つかった。
シャコが海の掃除屋と呼ばれているのはご存知だろうか?我が家の水槽においてはミナミヌマエビがそれだ。
凄まじい勢いでクロメダカに食らいつき、肉を貪る。メダカの死因はわからない。エビがメダカを襲うことがある、というようなネットの書き込みも頭をよぎる。
クロメダカの死因はやはりわからない。先のヒメダカは前日に弱っていた様子だったが、今回のクロメダカは何の予兆もなかった。他のメダカは元気そうで、すなわち水質的な問題ではなく、個別の要因なのだろう。
クロメダカは、背骨を残し、すべて食された。
いずれにせよエビたちは増えすぎた
ミナミヌマエビは繁殖する。ヤマトヌマエビは繁殖しない。
これは水槽をセットする前に知識として持っていた。しかし、ヤマトヌマエビは身体がミナミヌマエビと比べて圧倒的に大きく、ネットを見ていると「ヤマトヌマエビはメダカを襲う」と書かれた記事が多くあった。
「繁殖などそう上手くはいかないだろう」と高を括っていたわけだが、ミナミヌマエビの繁殖能力は素人な私の腕など関係なしだった。
何もケアせずとも、彼らは爆発的に増えた。もはや近親相姦だと思うのだけど、成長した子エビもまた卵を抱えた。ネズミ講ならぬエビ講。
何匹かのエビを外のバケツに放り込み、また近くに住む友人を騙し…あ、違うてへぺろ。近くに住む友人が「どうしても」と言うので、子メダカとエビたちをあげた。
少し数は減ったが、今なお卵を抱えるエビもいる。お盛んすぎる。うらやまsじゃない、悩ましい問題だ。
アクアショップで引き取ってくれると言うので、限界を迎えたらそうしようと思う。たぶん引き取られたエビたちは他の魚の餌になったりするんだろう。食物連鎖。
トリまとめ
可愛いと思っていたエビたちも、ここまで増えると…。死骸に群がる彼らを見ていると、むしろ憎しみすら感じてしまう。エビがメダカを襲ったわけではなさそうなので、恨むのはお門違いだけど。
とにかく子メダカ(2世たち)が可愛くて仕方ない。彼らがエビにやられたら…。正直エビは3匹くらいいれば足りる気がしている…。
本当の安定まではまだ遠い。
8月にメダカ始めて、タイムリーなメダカ日記を見付けては夜な夜な喜んでいます。
タイトル「残光」で合ってますか?←
羨ましいです。
近所にアクアショップがないので、釣具やさんでエビを買いました。
ったらなんとテナガエビ!
まだ小さいので注意しつつ混泳させていますが…
エサとして生まれたエビチャン、買われた先で魚を食べるなんてありえませんもの。
>toroさん
コメントありがとうございます♪
テナガエビ!wそれはなかなか衝撃ですねwテナガエビもちゃんと藻を食べてくれる感じですか?
メダカ日記はかなり不定期でスローペース更新ですが、気長にお待ちいただければ幸いですー♪
初めまして^^
メダカ水槽ブログ拝見させていただきました!
私もアクアリウム初めてもう6年目です。
初めのころは、こっこさんのように試行錯誤を重ねながら
飼育を始めていたものです。
魚を買ってきて、数日でお亡くなりになったりヒレが溶けたり
病気になったりと。。。
私の場合、やっとまともに飼育などができるようになったのは半年くらいかかりました^^;
ショップの方に相談したりと。行きつけのショップがあれば店員さんと
仲良くなっていろいろ教えてもらったりするし楽しいですよ。
また、いろいろサイトを探してるうちにすごくためになるサイトを見つけまして。
(このサイトが私のアクアリウムに対しての知識を教えてくれました)
http://www.evergreen-jp.com/
エバーグリーンという熱帯魚ショップのサイトなんですが、
すごくためになりました。わからないことがあれば、相談にも乗ってくれましたし
おすすめです!
飼育法、水替え方法など細かく紹介してありますので
参考になるかもです。
今では、魚も元気で亡くなることもなく水替えも月に一回3分の一の水を
温度合わせをして交換と半年に一回底砂の汚れをパイプ付きの手動ポンプで
吸い上げるだけです。
交換後は、エバーグリーンで売っているインフゾリアっていう粉を少し
入れるくらいです。
それではメダカの飼育、楽しんでくださいね^^
>鶴田さん
はじめまして!コメントありがとうございます!
ヒレが溶ける…そんなこともあるんですね…。我が家の水槽もここのところ落ち着きを見せています♪水換えも半月に1度程度になってます。
サイト、チェックしてみますね(≧∇≦)