エプソン品川アクアスタジアムが2015年7月にリニューアルオープン。
『エプソン アクアパーク品川』に行ってきましたので、その感想を書いてみたいと思います。
ちなみに、かなり否定的内容ですw
あくまで私見で、感じ方は人それぞれだと思います。「なにを求めて行くか」によって、大きく印象は変わると思います。
アクアパーク品川は「水族館」と思って行くと残念な気持ちになる
タイトルや見出しの通りなんだけど、アクアパーク品川はもはや水族館ではないと思いました。
実はこれはその通りで、アクアパーク品川は『水族館を核とするエンターテインメント施設』なんです。
新施設『エプソン アクアパーク品川』が目指すものは、 「品川エリアの街づくりの中で、 “遊び場”の役割を担う場所」「単なる水族館ではなく、 よりエキサイティングな体験ができる空間」「ここにしかないエンターテインメントの集合体」「お子さまから大人まで、 またカップルもファミリーも、 誰もがワクワクできる場所」
単なる水族館ではない。
これを頭に入れておかないとガッカリします。
ええ、私はガッカリしました。
あまりのガッカリにほとんど館内で写真を撮っていませんw公式サイトの画像をお借りしながらご紹介します。
ジャックスパロウでも城みちるでもないのだよ
入館していきなりテンション下がりました。
エントランスのすぐそばにバイキング。その先にはメリーゴーランド。
ナンダコレ…。
私は魚を見にきたのであって、海賊になんぞなるつもりはないのだヨーホー!
メリーゴーランドは馬ではなくイルカなど、海の生き物がモチーフになっています。ちなみに私は「城みちるに似ている」とたまに言われますが、城みちるを知りませんし、たいして嬉しくもありません。もう少年でもありませんよ、ええ。
冗談はさておき、ここでもう私は相当萎えました。
「ここにしかないエンターテインメントの集合体」とか言いながら、遊園地のド定番のバイキングとメリーゴーランドをイキナリ持ってくる。
当然スルーしました。
デジタルと水槽の融合
バイキングの横、一番初めに出迎えてくれたのはコレ。
これは割といいなと感じました。
魚が泳ぐ背景に映像が流れることで、なんとなくストーリーが生まれる。これは今までにないアイデアかも。
しかし、続くエリアでまた萎えました。
まずは『インタラクティブエリア』と名付けられたエリア。
水槽がタッチパネルになっていて、水槽のなかの魚に関する情報が見られるようになっています。
断言しますが、見られるようになっているのと、見られるかどうかは別問題です。
ココがガラガラにすいていれば良いです。自分の好きにタッチパネルで見て情報を確認すればいい。
でも、品川にある水族館が空いてるわけないよね。
まあ、ひたすら子どもが占領します。
書かれた内容なんて見ず、ひたすらタッチしまくります。
挙句、液晶に表示される情報で肝心の魚が隠れます。
なんのこっちゃわからん。
魚の名前が書かれていない
さらには、アトリウムエリア。
水槽と花をスタイリッシュに配置したエリア、だそうです。
コンセプトは別にいいと思うけど、魚の名前が一切書かれていないのはどうかと思う。
「水族館が核」と言うなら、最低限水族館の役割を果たして欲しいよ。
我々は魚を見に来たのであって、芸術作品を見に来たわけじゃない。いや、芸術作品だったとしても、魚の名前は書こうよ。
「見た目」だけの展示
続いて現れるのが『コーラルカフェバー』。
ブラックライトに照らされて光るサンゴの水槽。そしてその横にはカフェスペース。
ここで買ったドリンクは、その先のエリアにも持っていけるので、これもアイデアとしては良いかなと思うんです。
が。
△めっちゃわかりづらいと思いますが、この青い水槽にニシキテグリが入れられていました。
「マジかよ!なんでこんなところにニシキテグリ入れるんだよ!!」
と、ダイバーな私は嘆きました。
ニシキテグリってね、
△こんなに綺麗な魚なんです。
小さくて、ぷくぷくしていて、すごく綺麗な色をした魚なんです。
なんでこんな青い水槽に入れるの?
ニシキテグリの魅力が一切伝わらない展示。普通の水族館ならこんな展示はありえません。
デジタルの説明は不便
このあと、もはや定番と化した光を使ったクラゲ水槽があって、1階は終了。
2階はより普通の水族館に近付きます。
2階からはやっと魚の名前が書かれるようになります。
が。
魚の名前や説明書きがデジタルパネルで、1つの画面に順番にスライドショーのように表示されるんです。
目的の魚が出てくるまで待たないといけない。これも不便。
ただ、目に楽しいだけの施設で教養は皆無
旭山動物園がなぜあんなにも人気になったのか。
それは、飼育員たちがあんなにも必死で動物たちの魅力を伝えようと努力をしたからだ。
園内に溢れる手書きの説明書き。
動物の習性を活かし、その動物の習性が伝わるような仕掛け。
ただ見るだけでなく、多くを学ぶことができ、多面的にその動物を理解できるような動物園になっているから、旭山動物園は魅力的なのだ。
しかし、残念ながらアクアパーク品川はそうじゃない。『エンターテインメント』の施設なんです。
ただ見て楽むためだけの場所。
子どもが魚に興味を持つような場所じゃない。
大人がなにかを新たに発見できる場所じゃない。
残念だけど、私はココに求めてはいけないものを求めていたみたい。
トリまとめ
否定的な意見ばかりとなってしまいましたが、これが私の素直な感想でした。
なにを求めて行くか、ですね。
都心ど真ん中のレジャー施設であって、私が水族館に求めるものは、アクアパーク品川には一切ありませんでした。ざんねん。
綺麗さを求めて行くならば、いいのかもしれません。私はもう一生行かなくていいかな、って感じ。
カップルでどうぞw
さ!
今日は八景島シーパラダイス行ってくるよ!
水族館大好きなこっこ(@cocco00)でした!
[…] […]
私も、同様でした!
魚の魅力が、かなり減ってますよね。
読んでいて、私も間違ってないんだ、、、、
と思いましたし、楽しい文章に笑ってしまいました(^_^)ノ
イルカショーに釣られて年間パスポートを買いそうになりましたが!!
おかげで、目が覚めました!!?
ありがとうございます!
私も八景島に行こうと思います
>ザトウクジラさん
コメントありがとうございます!共感いただけてよかったですwかなり否定的内容なので、賛否はある記事かなと思ってますw久しぶりに読み返しましたが、「よっぽど残念だったんだなぁ」と改めて思う文章でしたw
この前初めて沼津の深海水族館も行きましたが、あそこもコアで楽しかったですよー♪