フィルタ(濾過器)を止めたことで恐るべき死の連鎖は止まった。気になり始めた水槽内のゴミはミナミヌマエビを投入することで軽減を図った。
水槽はすっかり落ち着きを見せた。

フィルタの出口にスポンジを噛ませた
ミナミヌマエビを投入したものの、やはり水槽内の不純物が気になる。物理濾過にやはりフィルタを稼働させたい。
ということで、フィルタの出口にスポンジを噛ませることで吐出される水の勢いを殺すことにした。
フィルタの吸引部分のパイプに割り箸などを入れて、物理的な吸引量を減らすやり方もあるみたいなのだけれど、水流がダイレクトに水槽に落ちていくことが問題なのだろうと考え、上述の策とした。

スポンジを噛ませても吸水量は変わらないため、水が若干溢れる。溢れるが、水の勢いはなくなるため、これで水流は劇的に弱まった。
見た目は格好悪いけど。
やはりフィルタを動かすと水槽内の不純物は減る。停滞すると何事も良くないのだよ。水も動かさなきゃ腐る。企業もまた然り。
ミナミヌマエビを3匹、シマカノコガイを1匹追加
水槽が安定してきたので、ミナミヌマエビを3匹追加することにした。
これで水槽内の生体は
- 黒メダカ2
- ヒメダカ5
- ミナミヌマエビ3+3
- カバクチカノコガイ1
となる。
カバクチカノコガイが結構おさぼりすることも多いので(というか、水槽立ち上げ直後のコケ不足を懸念して昆布をあげたら、それで相当満腹になったようでおさぼりするようになった)、水槽ガラスの清掃役としてシマカノコガイも追加した。
シマカノコガイは名前の通り殻の縞模様が特徴的。カバクチカノコガイよりも水質を気にするようで、脱走名人としても名高いよう…。注意が必要だ。
季節そして水槽が安定したことにより、黒メダカが卵を産み出した。黒2匹とも卵を抱えており、つまりはメスの黒メダカとオスのヒメダカが交配しているわけだな。
卵を育てる自信がなくて、水槽内に卵を放置。すると、卵はメダカ自身、そしてミナミヌマエビたちによって食べられていく。

残餌やメダカの卵をたべ、エビたちも育ちゆく。脱皮もする。
安定していたはずなのに
落ち着いていたはずの水槽。
しかし。

△突如、ミナミヌマエビが死んだ。
身体を真っ赤にして。エビとカノコ貝を追加した翌々日の朝のことだった。
茹でられたかのような赤。
ふいにアクアショップのお姉さんの言葉が頭にフラッシュバックする。
『ミナミヌマエビは水温28〜29度くらいになると死に始めるので水温注意してね』
はっとして水温チェック。27.5度くらいだ。
危険ゾーンに差し掛かってはいるが、まだそこまでではない。
なぜ?
同日夜、会社から帰宅するとさらにもう1匹死んでいた。
死んだのは追加されたほうのエビ
明確に見分けがつくわけではないが、おそらく死んだ2匹は追加購入したエビ。
残る4匹に異常は見られず、元気に餌を食べている。
最初にメダカを購入したときにアクアショップの店員さんに言われた『ミナミヌマエビは水の変化に敏感だから慎重に水合わせしてね』という言葉を思い出す。
最初の3匹を水槽に入れたときはかなり慎重に水合わせした。今回は前回ほど慎重ではなかった。
これしかない。
水合わせの失敗だ。
辛うじて1匹生き残ったのは奇跡的だったのかもしれない。
奥深し、アクアリウムの世界。
トリまとめ
2匹のミナミヌマエビが星になってしまったが、以降、すっかりと安定した。
シマカノコガイを投入したことにより、「まずい!こりゃ動かなきゃ餌にありつけん!」と思ったのか、カバクチカノコガイも良く動くようになった。競争効果万歳。切磋琢磨したまえ。
【前回の記事】
尊い3つの命(ならびに3本のアナカリス)を失った。言葉を発することのない彼らは、しかし、その死をもって私に原因を教えてくれた。外掛けフィルタを止めたその日から、水槽内は落ち着きを取り戻し始めた。フィル...
【次回の記事】
準備中!
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