
どうも!
こっこ(@cocco00)です。
積ん読だった東野圭吾の『新参者』を読みました。
ここ数年、年始に加賀恭一郎シリーズのドラマやってますね。
『新参者』は読書初心者にもおすすめなミステリー
日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。
加賀恭一郎シリーズは東野圭吾作品の中でも本格ミステリーに部類される作品。
『眠りの森』はドラマにもなりましたし、今年の年始には石原さとみも出演したスペシャルドラマが放送されていました。
『私が彼を殺した』『どちらかが彼女を殺した』はいずれも読者に謎解きをさせるスタイルのミステリーで、まぁ当然ですがまったく解けませんでしたw
私が大好きな『赤い指』も加賀恭一郎シリーズの作品です。
本格シリーズのなかにあって、『新参者』はかなり読みやすい
「本格ミステリー小説」と聞くと、ミステリーに慣れていない人は「うっ…」と思ってしまうかもしれません。
しかし、『新参者』はミステリー初心者、読書初心者にもおすすめで読みやすい小説です。
読みやすいだけでなく、本当に面白い。
日本橋周辺を舞台に展開される様々なヒューマンドラマ
物語の大きな軸は、日本橋のマンションで殺害された女性の犯人探しです。
主人公の加賀恭一郎は、その事件の手掛かりを集めるために日本橋界隈を練り歩き、情報を集めます。
本作はその聞き込みひとつひとつのショートストーリーが積み重なって物語全体が作りあげられているのですが、そのひとつひとつのショートストーリーが相当おもしろい。
それぞれにヒューマンドラマがあり、思わず胸が熱くなるようなお話も。
そして、一見すると事件とは直接関係のないひとつひとつのストーリーが、最後には見事に繋がる。
「このミステリーがすごい」と「週刊文春ミステリー」で1位になった本作、なるほど納得の内容です。
加賀恭一郎のイメージが少し違う?
文庫化されている加賀恭一郎シリーズをすべて読んでいますが、本作の加賀恭一郎は他の作品に比べてなんだか明るいというか、垢抜けてる?
新年のスペシャルドラマでは加賀恭一郎を阿部寛が演じていますが、この『新参者』の加賀恭一郎はまさに阿部寛のイメージにぴったりですね。
トリまとめ
「さすがは東野圭吾!」と唸るような面白さでした。
東野圭吾は文章に癖がなく、非常に読みやすい作家さんだと思います。
年始に読書目標を立てたそこのあなた!
『新参者』、おすすめですよ!
それでは。
こっこ(@cocco00)でした。
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