本ブログのメインコンテンツのひとつという位置付けながらまったく更新されていない「小説」コンテンツ。
今まで読書に充てていた時間でブログ記事を書くようになったため読書が全然進まなくなってしまっていました。
ちょっと時間の使い方を見直して読書時間を確保するように考えていますので、このコンテンツを拡充していけたらいいなと思っています。
ということで、久しぶりに小説を読了しました。
山田詠美 A2Z の感想
そんなにボリュームのない、だけど胸にくるような恋愛小説が読みたい!
という気分だったので、ちょっとググって見つけたこの小説。
山田詠美の『A2Z』です。
恋愛小説も結構好きでちょこちょこ読んでいますが、基本的に「女性作家の恋愛小説は読まない」傾向があります。
というのは、恋愛局面における男女の目線や考え方の差が小説だと如実に表れると思っているから。
もっと簡単に言うと、女性作家の書く恋愛小説にはどうも同調しづらいんです。
これは恋愛観の違いによるものだけでなく、男女における『理想の恋愛』にギャップがあるから、なんじゃないかなと思ってみたりみなかったり。
簡易なあらすじ
30代の大人の恋を描くとびきりの恋愛小説文芸編集者夏美は、年下の郵便局員と恋に落ちた。夫には恋人の存在を打ち明けられる。AからZまでの26文字で綴る4人の恋の一部始終。読売文学賞受賞の傑作。
Amazonより引用
文芸編集者・夏美は、年下の郵便局員・成生と恋に落ちた。同業者の夫・一浩は、恋人の存在を打ち明ける。恋と結婚、仕事への情熱。あるべき男女関係をぶち壊しているように思われるかもしれないが、今の私たちには、これが形ーー。
AからZまでの二十六文字にこめられた、大人の恋のすべて。読売文学賞受賞作
文庫本裏表紙より引用
感想
主人公『夏美』の目線で描かれた恋愛小説。
読了後の感想としては「うん、やっぱり女性作家の恋愛小説だな」という印象。
なんなのだろう。
『現実味がない』という言葉はたぶん適切ではない。
それを言ったら村上春樹の恋愛小説なんてすべてそうだと思う。
でも村上春樹の恋愛小説は嫌いじゃない。
Amazonのレビューは高い評価。
ブクログ評価も比較的高めです。
そもそも私は『恋愛小説 泣ける おすすめ』みたいな検索ワードでググってピックアップした小説だし、一般的な評価は高いのだろうと思います。
文章自体はとても読みやすい。
しかしどうも馴染めないんです。
たぶん女性が読んだら感じ方は全然違うのだと思います。
あるいは私がこの小説を読むにはまだ成熟しきれていないか。
恋愛観の違いと、先ほど書きましたが、男性が感じる『切なさ』と女性が感じる『切なさ』の違いなのかもしれません。
まとめ
感動できる恋愛小説を求めていたのでちょっと残念でした。
作品自体がどうこうということではなく、私との相性という意味で。
女性作家の恋愛小説だと、
山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』
山本文緒『恋愛中毒』
村山由香『キスまでの距離(おいしいコーヒーのいれ方)』
あたりが好きですね。
「A2Z、読んだよー!」
って方は是非感想聞かせてください!
恋愛ものに限らず、みなさんのお勧め小説、是非教えてくださいね♪
それでは!
こっこ(@cocco00)でした!
こっこの一言
一日24時間じゃ足りないよねー(´・ω・`)
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