
熱い…
熱い…よ…
彼女は言う。
私は必死で耐える。
しかし、限界は近そうだ。
ダメ…かもしれない…
くじけそうになり私が声は漏らす。
無理しないでいいのよ…?
彼女は優しく言う。
ああ。
この優しさを私は求めていたのだ。
ふわりと包み込んでくれるようなこの暖かさ。
たんぽぽの咲く春の野原に寝転んだような、そんな気持ち。
もう…
限界だ…
私は枕元の携帯電話を手に取り、ディスプレイに会社の名前を表示させる。
うわ、本当熱い。
相当熱あるよ、これ。
彼女は私のおでこに手をあてて言う。
仕事忙しいのかもしれないけど、無理して体調悪化して結果休みが長引きました、じゃ意味ないよ。
そうかもしれない。
でも今日は専務にプレゼンテーションをする予定の日…。
ああ。
なんてもったいないのだ。
せっかくアピールできる場なのに…。
私は渋々と携帯電話の通話ボタンを押すのだった。
風邪ひいた
はい。
風邪引きました。
熱でました。
39.2です。
打ち合わせ2つぶっち。
本当に申し訳ない…。
今日はゆっくりします。
こっこ(@cocco00)でした。
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