[読書録]2014年2月に読んだ小説

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年間50冊の読書目標。
読書欲が高まっていて1月に続いてかなりハイスピードで読書しました。

お風呂での読書、たまらない。

2月に読んだ小説は9冊でした

まさかの1月超え。2月は9冊読みました!
このペースだと年間100冊も夢じゃないw

では一冊ずつご紹介します。

白河三兎 ケシゴムは嘘を消せない

離婚が成立して一人やけ酒を呷る男の部屋に、女性の透明人間が侵入する。体が見えない上、何でも消してしまえる特殊能力を持つ女は、謎の「組合」に自分が追われていると男に助けを求めた。奇妙で不思議な同棲生活の行方と「見えない」恋の結末は?1行先も予測できない恋愛小説。

個人的に注目している作家、白河三兎。

透明人間が登場するSF的な話なので好き嫌いはあるかもしれません。
白河作品は登場人物が魅力的なものが多いですね。

面白かったけど、個人的には『私を知らないで』がかなり好きだったので、比較すると評価は下がるかな。

オススメ度★★★☆☆

辻村深月 本日は大安なり

11月22日、大安。県下有数の高級結婚式場では、4月の結婚式が行われることになっていた。だが、プランナーの多香子は、クレーマー新婦の式がつつがなく進むか気が気ではない。白須家の控え室からは大切な物がなくなり、朝から式場をうろつくあやしい男が1人。美人双子姉妹はそれぞれ、何やらたくらみを秘めているようで―。思惑を胸に、華燭の典に臨む彼らの未来は?エンタメ史上最強の結婚式小説!

直木賞受賞で少し有名になりましたが、前々からずっと注目し、文庫本はすべて買ってる作家さんです。

辻村作品はミステリーも面白いのですが、なんというかほんわかしたテイストの小説も面白い。

私は『スロウハイツの神様』と『ツナグ』が大好きなのです。本作は、テイストとしては『スロウハイツの神様』寄りかな?

エンターテイメントのなかに、しっかりと辻村深月らしさみたいなものが入っていて、とても面白い作品です。

オススメ度★★★★☆

東野圭吾 新参者

日本橋の片隅で一人の女性が絞殺された。着任したばかりの刑事・加賀恭一郎の前に立ちはだかるのは、人情という名の謎。手掛かりをくれるのは江戸情緒残る街に暮らす普通の人びと。「事件で傷ついた人がいるなら、救い出すのも私の仕事です」。大切な人を守るために生まれた謎が、犯人へと繋がっていく。

新春ドラマにもなった、東野圭吾の「加賀恭一郎」シリーズ。

ミステリーなのですが、複数のショートストーリーが重なって一本の大きなストーリーになっており、ひとつひとつのストーリーに色々なドラマがあります。

非常に読みやすく、ミステリーの面白さとエンターテイメントとヒューマンドラマをこの一冊で味わえる。
読書初心者にもオススメの一冊。

オススメ度★★★★★

中山七里 贖罪の奏鳴曲

御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。驚愕の逆転法廷劇!

これは本当に面白かった!

中山七里は確か王様のブランチで『さよならドビュッシー』を取り上げていたのを見て知った作家さんで、その『さよならドビュッシー』を読んで好きになりました。

綺麗に伏線が回収されていき、真相が明らかになっていく様は圧巻。
次から次へと明らかになっていく事実。何度も驚かされ、ページを繰る手が止まらない。
オススメのミステリー。

オススメ度★★★★★

歌野晶午 死体を買う男

乱歩の未発表作品が発見された!?『白骨記』というタイトルで雑誌に掲載されるや大反響を呼ぶ―南紀・白浜で女装の学生が首吊り自殺を遂げる。男は、毎夜月を見て泣いていたという。乱歩と詩人萩原朔太郎が事件の謎に挑む本格推理。実は、この作品には二重三重のカラクリが隠されていた。奇想の歌野ワールド。

『白骨記』という作中作と、それを巡る作家たちを描くミステリー小説。
『白骨記』を楽しみつつ、同時に展開される「現在」の話も、二重に楽しむことができます。

やがて明らかになる『白骨記』の事実。

作品タイトル『死体を買う男』の真意が…自分なりに解釈はしたものの、「そういうことか!」という明らかな驚きには繋がらなかった。

が、ストーリーはとても面白い。
ミステリーに慣れてないと少し読みづらいかも?

オススメ度★★★★★

東野圭吾 麒麟の翼

「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

東野圭吾「加賀恭一郎」シリーズ、『新参者』に続き、『麒麟の翼』も読みました。

『新参者』はショートストーリーの積み重ねだったのに対し、『麒麟の翼』は一本軸。よりミステリーらしいミステリー小説ですね。

先にドラマを観ていたため、ストーリーは知ってはいたのですが、小説も面白かった。

「加賀恭一郎」シリーズのドラマは原作の芯をしっかり反映してドラマ化されていると思います。
「小説は面白いのにドラマはつまらない」ということがよくあるのですが、「加賀恭一郎」シリーズに関してはそれはないかも。

加賀恭一郎の言葉が胸に沁みました。いい作品。

オススメ度★★★★★

道尾秀介 カササギたちの四季

リサイクルショップ・カササギは今日も賑やかだ。理屈屋の店長・華沙々木と、いつも売れない品物ばかり引き取ってくる日暮、店に入り浸る中学生の菜美。そんな三人の前で、四季を彩る4つの事件が起こる。「僕が事件を解決しよう」華沙々木が『マーフィーの法則』を片手に探偵役に乗り出すと、いつも話がこんがらがるのだ…。心がほっと温まる連作ミステリー。

非常にライトで読みやすく面白い、道尾秀介のミステリー小説。

ライトなんですが、これは道尾秀介の才能が詰め込まれた作品だと思います。
読んでもらえるとわかると思いますが、これは本当に才能がないと書けない種類の小説だと思う。

華沙々木、日暮、菜美の3人が作り出す空気感が楽しく、そしてニヤリとしてしまうような余韻を残すラスト。

エンターテイメント色が強いため読書初心者、ミステリー初心者にもおすすめしたい一冊です!

オススメ度★★★★☆

白河三兎 プールの底に眠る

13年前の夏休み最終日、僕は「裏山」でロープを首に巻いた美少女を見つける。自殺を思いとどまった少女は、私の命をあなたに預けると一方的に告げた。それから7日間、ばらばらに存在する人や思いや過去が繋がりはじめた。結末は何処に?切なさと驚きに満ちた鮮烈デビュー作。第42回メフィスト賞受賞作。

先ほどもご紹介した白河三兎の、これがデビュー作。

このデビュー作は強烈ですね。面白い。
ラストは少し予想がつきましたが、それを加味してもなお面白い。

『ケシゴムは嘘を消せない』以上に登場人物が魅力的で、思春期の青臭さと甘酸っぱさを思い出させる小説。

たぶんだけど、この作家さん、私と地元が同じな気がするw本作に出てくるスーパーはたぶん間違いなく私の地元のスーパーだし、しかも焼き鳥屋さんに関するウワサも私が小中学生のときに聞いたのと同じだったり…w
他の作品でも「あれ?これってあそこのことじゃ?」という描写が。

今月小説たくさん読んでて思ったけど、小説に出てくる場所の現地を巡るって写真撮って記事にしたら面白そうですね。『麒麟の翼』とかやりたい。

オススメ度★★★★★
(ほとんどレビューしてないですねw)

山田正紀 人喰いの時代

東京からカラフトへ向かう「紅緑丸」の船上で発見された変死体(「人喰い船」)、山中を走るバスから消えた五人の乗客の謎(「人喰いバス」)、谷底から消えた墜落死体(「人喰い谷」)、密室から消えた凶器の謎(「人喰い倉」)―。 昭和初期を舞台に、放浪する若者二人―呪師霊太郎と椹秀助が遭遇した六つの不可思議な殺人事件を描く、奇才による本格推理の傑作

舞台設定が昭和初期ということもあり、文体にややクセ。読書初心者には読みづらいかもしれません。

ショートストーリーが連なるスタイルの小説ですが、最後にちょっとしたどんでん返し。ただ、衝撃度はさほど大きくはないですね。

面白くはありますが、ずば抜けているわけではないというのが正直なところ。

オススメ度★★★☆☆

トリまとめ

年始からハイペースで読んでますね。

読書って、いい作品を読むとまた次を読みたくなる。映画もそうですよね。
年始からこの読書連鎖が続いています。

年始から「これは失敗だった…」という作品には一度も当たってないんですよね。

今回ご紹介した作品たちも評価の優劣はつけていますが、いずれも楽しめた作品たちでした。

特にオススメは
『新参者』
『贖罪の奏鳴曲』
『プールの底に眠る』
かな。

ぜひチェックしてみて下さいね。

それでは。
こっこ(@cocco00)でした。

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